統計量と推定量
統計量(および推定量)に関してまとめる。
標本、母、不偏推定量別に覚えるのではなく、平均、分散、標準偏差別に、それぞれの違いを整理するのが良い。
平均 | 分散 | 標準偏差 | |
---|---|---|---|
標本に関する統計量 | |||
母集団に関する統計量 | |||
母集団の不偏推定量 |
平均(標本平均、母平均、不偏平均)
計算方法はすべて同じ。
多くの問題では母平均を求めたいのだが、一般に母集団すべてのデータを収集することはできないため母平均そのものは計算できない。 そこで、母平均を推定した値である不偏平均を求める。その計算方法は標本平均の計算方法と同じ。
分散(標本分散、母分散、不偏分散)
標本分散、母分散の分母は、不偏分散の分母がであることが異なる。
平均と同じく、多くの問題では母分散を求めたいのだが、一般に母集団すべてのデータを収集することはできないため母分散は計算できない。 そこで、母分散を推定した値である不偏分散を求める。ただし、平均と異なり不偏分散は標本分散と微妙に異なる。
標準偏差(標本標準偏差、母標準偏差、不偏標準偏差)
それぞれ対応する分散(標本分散、母分散、不偏分散)の平方根である。
参考文献
- 作者: 栗原伸一
- 出版社/メーカー: オーム社
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