数学がわからない

日々の勉強をアウトプットする。

2018-01-01から1年間の記事一覧

2群の平均の差の検定で用いる検定統計量

ここでは、2グループ(群)の平均の差を統計的に検討する「2群の平均の差の検定」において、用いる検定統計量についてまとめる。 (1)対応のない(独立した)2群の差の検定 比較する2グループが独立しており、関連がない(例えば同じ人物のビフォーアフタ…

複素フーリエ係数と実フーリエ係数

「はじめての応用数学 ラプラス変換・フーリエ変換編」では、複素指数形フーリエ級数からフーリエ係数を取得 - 数学がわからないのフーリエ係数は、「複素フーリエ係数」という名前で実フーリエ係数と区別されている。 複素フーリエ係数 実フーリエ係数 ここ…

python3でフォルダ内のcsvをすべてコピーする

フォルダ内のcsvをすべてコピーする。 gist823cbc0867c9b759511c075c1cb3c1dc他の自動化スクリプトと組み合わせてよく使う。

複素指数形フーリエ級数からフーリエ係数を取得

ここでは、複素指数形フーリエ級数からフーリエ係数を取得する式を導出する。 前提 複素指数形フーリエ級数は次のように定義されている。この式(1)からフーリエ係数を取り出すには、複素指数信号の集合の直交性(式(2))を用いる。 式の変形 式(1)…

python3でCSVファイルを読み込む

CSVファイルの文字コードが「SHIFT-JIS」だったり「UTF-8」だったりで簡単には読み込めない。 何度調べても覚えられないのでメモしておく。 gist8a4f0eab83c5c0d50c131a6f3cf4971a以上を使えば、何も考えずに使えるはず。本当は文字コードは何かとかを勉強し…

正弦波信号の和から複素指数形フーリエ級数へ

ここでは、正弦波信号の和で表されるフーリエ級数の式を複素指数形フーリエ級数の式に変形する。 正弦波信号の和 周期を[s]とする任意の信号は正弦波信号の和に分解できる。ここで、は直流成分、は第n高調波(n=1は基本波)である。 さらに、はそれぞれ第n高…

オイラーの公式と逆公式

オイラーの公式 の正負を変えると、は偶関数、は奇関数であるから、となる。この性質が次のオイラーの逆公式につながる。 オイラーの逆公式 式(1)、(2)の両辺の和をとるとと複素指数との関係が得られる。同様に、式(1)、(2)の両辺を差分するとと複素指数との…

異なるフーリエ級数の形式

フーリエ級数について勉強中、参考文献[1][2]で異なるフーリエ級数が記載されていて混乱した。 参考文献[1]のフーリエ級数(実フーリエ級数)は次式である。ウィキペディアで調べてもこの形。は実フーリエ係数と呼ばれるもので、次式で定義される。 一方、参…

まぎらわしい用語「標本サイズと標本数」

標本(サンプル) 実験によって手に入れたデータのこと。 標本サイズ 標本の大きさ。データ数のこと。 たとえば、1回の実験で測定するデータの数。 標本数 標本がいくつあるのか。 たとえば、実験の数。1回の実験で10個のデータを取得する実験を3回行った場…

複素指数信号の集合の直交性

複素指数信号の集合がもつ直交性の式(次式)を検算する。 ここで、は周期(単位[s])、は基本角周波数(単位[rad/s])であり、次の関係がある。 検算 まず、次のように変形する。 そして、場合に分けて確認していく。 のとき であるから、 のとき をとして…

数式の左辺を場合分け

はてなブログで「数式の左辺を場合分け」する方法。 はてな記法を用いる。 数式の左辺を場合分けする [tex: (左辺) = \left\{ \begin{array}{} (右辺1) & (条件1)\\ (右辺2) & (条件2) \end{array} \right. ][tex: x = \left\{ \begin{array}{} 0 & (x=0)\\ …

複数行の数式の”=”位置を揃える

はてなブログで「複数行の数式の”=”位置を揃える」方法。 はてな記法を用いる。 何もしない x=1 yz=123x=1 yz=123 数式にする [tex: (式) ][tex: x=1 yz=123] 式に番号を付ける [tex: (式) \tag{(番号)}][tex: x=1 yz=123 \tag{1}] 複数行の数式の”=”位置…

統計量と推定量

統計量(および推定量)に関してまとめる。 標本に関する統計量(標本平均、標本分散、標本標準偏差) 母集団に関する統計量(母平均、母分散、母標準偏差) 母集団の不偏推定量(不偏平均、不偏分散、不偏標準偏差) 標本、母、不偏推定量別に覚えるのでは…