複素フーリエ係数と実フーリエ係数
「はじめての応用数学 ラプラス変換・フーリエ変換編」では、複素指数形フーリエ級数からフーリエ係数を取得 - 数学がわからないのフーリエ係数は、「複素フーリエ係数」という名前で実フーリエ係数と区別されている。
複素フーリエ係数
実フーリエ係数
ここでは、このふたつの式の関係をみてみる。
式変形
まず、式(1)をオイラーの公式を用いて変形する。
式(2)で置き換えると、
この通り、をとを用いて表すことができる。
逆にとをを用いて表すには次のようにする。
まず、が偶関数、が奇関数であることから、
という関係を求める。
式(4)と式(5)の両辺の和をとり、両辺を入れ替えると、を、を用いて表すことができる。
また、式(4)と式(5)の両辺の差をとり、両辺を入れ替えると、を、を用いて表すことができる。
参考文献
- 作者: 小坂敏文,吉本定伸
- 出版社/メーカー: 近代科学社
- 発売日: 2016/03/28
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